ブルーハーツ、クロマニヨンズの関係は?そしてハイロウズとは?どんなメンバー?

メッセージソング

ザ・ブルーハーツ(以後ブルーハーツ)の事を考えると、必ずパンクロックと言う言葉から始まります。

今回、書こうとしているブルーハーツの音楽は、沢山の人に沢山の影響を与えました。

大きくは、ブルーハーツの甲本(こうもと)ヒロト(ヒロト)と、真島昌利(マシママサトシ)ことマーシーが核となるバンドです。

この二人が昭和、平成、令和を駆け抜け、都度、バンドが進化して行きます。




ブルーハーツ、クロマニヨンズは、ボーカルのヒロトとギターリストのマーシーが核で!

1980年代前半に、それぞれのバンドの状態が思わしくなかった甲本ヒロトさんと真島昌利さん、河口純之助さんの3人は下北沢のバイト先で出会い、意気投合していました。

その後、1984年11月11日、「ロードサイド・ロッカーズ」というイベントでボーカルを甲本ヒロトさん、ギターリスト真島昌利さんと河口純之助さんそれにあと二人のメンバー(ブルーハーツではない)と原宿のホコ天でライブを行いました。

1985年に入ると真島昌利さんと甲本ヒロトさんは真剣にバンドの結成を考え始めます。そして1985年2月に、二人が核となりバンドを結成します。

「リンダリンダ」、「TRAIN-TRAIN」、「青空」、「人にやさしく」、「情熱の薔薇」、「夢」「夕暮れ」、「TOO MUCH PAIN」、「1001のバイオリン」「ラブレター」などなど有名じゃない曲から、有名な曲まで、どれも言葉の中に哲学を含み、あるいは何もない、素晴らしい曲です。


ブルーハーツ、クロマニヨンズのメンバーの違い。不思議な縁と宗教

ブルーハーツの事を調べていると、宗教と言うキーワードが見え隠れしますが、これは、早くからのメンバーでベーシストの河口純之助(かわぐちじゅんのすけ)さんが1991年に新興宗教の「幸福の科学」に入信した事がきっかけになっているのだと思います。

河口純之助さんは本名を河口 宏之(かわぐち ひろゆき)と言い、元々ブルーハーツのマネージャーを行っていたのですが、初代ベーシストのマサミ(望月正水)が飲酒の問題で体を壊し、バンドの結成から半年ほどで脱退してしまいます。

急遽、ベーシストとして、正式のメンバーとして迎えられます。そののちの1991年に「幸福の科学」に入信します。

バンドのファンやスタッフを勧誘するなどして、甲本。ヒロトさんと真島昌利さんの怒りを買ってしまいます。その後もファンに対しては、影響等を考えて、宗教に関する話題はふせていたとされています。

もう一つ、宗教とブルーハーツの繋がりは無いのですが、一つはブルーハーツのファンクラブの会長・亀岡寿江さんがファンクラブを辞め、「オウム真理教」に入信してしまった事。

又、元オウム真理教幹部で、のちに死刑囚となった中川智正は甲本ヒロトさんと同じ岡山出身で、岡山大学教育学部附属中学校の同級生です。

同じく浅草キッドの水道橋博士とも同級生。水道橋博士と中川智正はつながりがありましたが、甲本ヒロトさんと中川智正には接点はありませんでした。

河口純之助さん以外はオウム真理教の経緯で、ブルーハーツには一切関係なくまた楽曲を作る真島昌利さんや、甲本ヒロトさんの制作の流れには全く関係ありませんでした。

又、1991年の時点で甲本ヒロトさんは、ブルーハーツの解散を視野に入れていたと伝えられていますから、ファンの間で囁かれている河口純之助さんの行動だけで解散したわけではなさそうです。

ついでに、芸能界の繋がりで行くと甲本 雅裕(こうもと まさひろ)さんは【1965年〈昭和40年〉6月26日 生まれ】は甲本ヒロトさんの弟さんです。


ブルーハーツ解散、クロマニヨンズの前のハイロウズ。

ブルーハーツの解散の一番大きな要因は、1993年に発表された『STICK OUT』と『DUG OUT』の制作について、この2つのアルバムが100点満点のアルバムだったと専門誌で甲本ヒロトさんが話をしています。

そして、100点以上のモノが作れない歯がゆさと、バンドが倦怠期のような状態になる事を恐れていたのだと考えられます。

1995年7月10日、ラストオリジナルアルバム『PAN』発売。このアルバムは、レコード会社との契約上、実質的に解散を発表し、活動停止に近い状況でソロの楽曲のみで発売されました。

その後すぐに、甲本ヒロトさんと真島昌利さんが核となり、新たな3人のメンバーを加え、5人でザ・ハイロウズ(後・ハイロウズ)と言うバンドの活動を始めます。

ハイロウズは、ブルーハーツ解散直後の1995年10月25日、シングル『ミサイルマン』とアルバム『THE HIGH-LOWS』の同時発売でデビューしています。

因みにザ・ブルーハーツというネーミングは、甲本ヒロトさんが、小学生でも分かるような英語の名前と言う事で付け、意味を持たせていません。

又ハイロウズは、正確には ↑THE HIGH-LOWS↓ と言い、上下の矢印が付きます。こちらは、真島昌利さんが突然思いついたのだそうです。特に意味は無いのだそうです。

のちに出てくる『クロマニヨンズ』のネーミングも意味の無い名前だそうですが、少し面白いエピソードがあるので、後ほどご紹介します。

しかしながら、私moonは、この意味の無いと言っている事が実は重要だと思っていて、一つは「そんなものにこだわる必要はない。」と言う事。また、「何か意味を持たせることで聞き手が、意識してしまう事を避ける。」自由に受け取る事を妨げない意味があるのではないかと思っております。

もう一つは、本当にその時のパッションで、感覚的に決めて活動の礎にしていると言えば、それもカッコよいです。

ハイロウズも1995年の終わりから、2006年までの約10年の活動を行っております。一番耳馴染みの多い曲は「日曜日よりの使者」や「ミサイルマン」かなと思います。


ブルーハーツ、クロマニヨンズは偶然ポケットから?

ハイロウズは、ブルーハーツより、歌い方も激しい荒削りなところは少なく、又、歌詞もメッセージ性の高いものは少ないようです。

そして、ハイロウズが、2005年11月11日、活動休止発表し、そのまま解散状態となりました。

2006年4月5日、アルバムのレコーディングが終了した甲本ヒロトさんと真島昌利さんは、ザ・ローリング・ストーンズのナゴヤドーム公演を見に行った後、名古屋のホテルで今回のバンドの名前を決めようと話し合っておりました。

その際、甲本ヒロトさんが「クロマニヨンズ」というバンド名を提案すると、真島昌利さんが「おぉう!」と唸ってポケットから紙を取り出しました。

なんとそこには偶然にも『クロマニヨン』と書かれており、この偶然によりバンド名が決定したのだそうです。

2006年春、アルバム・レコーディングを済ませ、全国各地の夏の音楽イベントにバンド名以外は公表せずに出演を発表すると、甲本ヒロトさんと真島昌利さんの新たなバンドでは?とネットが騒然となります。

歌い方は、ブルーハーツに近く、歌詞は感じ方もあるかもしれませんが、深いところをついているのか?意味を持たせないようにしていらっしゃるのか?解りませんが、抽象的にも感じます。

いつも、新鮮でいなければとの思いで、3つのバンドを構築してきたのだろうと勝手に想像していますが、2年前のフジロックにヒロトが突然乱入(?)してきた姿は、まさにパンクロックでした。

形式を壊すのがパンクロッカーの宿命。ほっとせず、後人の為にもガンガン突き進んで欲しい所です。

以上、ザ・ブルーハーツとクロマニヨンズ、そして、ハイロウズを比較、考察してみました。

 

 

 

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