パーソンズ ジル刺される事件と、バンドメンバーの深い愛について!

ラブソング

インパクトのあるヴィジュアルと、激しいパフォーマンス1980年代の音楽シーンに切り込んできたのが、パーソンズと言うバンドでした。

インパクトのあるのは、ルックスだけではなく、ボーカルの人生も波乱に満ちたものです。

バンドブームの先駆けとして、日本のポスト・パンクや1970年代後期から1980年代ニューウェイブと呼ばれていました。

J-POPに1シーンを築いたパーソンズの活動に焦点を当ててみましょう。




パーソンズ ジル刺される。バンドメンバー、ジルの本名など。

PERSONZ(パーソンズ)は、1987年にメジャーデビューしたロックバンドです。

と言っても、かなり前の1983年に結成されたNOTHING PERSONAL(ナッシング パーソナル)という女性ボーカリストのJILL(ジル)さんとギタリストの本田毅さんの2人の音楽ユニットが前身です。

正式メンバーは?

JILL(ジル)さん、本名を渡邉 理絵(わたなべ りえ)さん、 旧姓は宮尾(みやお)と言います。東京都台東区のお生まれで、1960年1月25日が誕生日なので。現在65歳(2025年5月現在)ですね。ボーカルを担当しております。

渡邉貢(わたなべ みつぐ)さんはベーシストで 1963年3月20日生まれ、62歳ですね。新潟県のご出身です。1990年、JILLさんと結婚しています。

藤田勉(ふじた つとむ)さんは、1962年6月26日に新潟県新潟市出身です。間もなく63歳です。ドラムの担当です。江戸時代の音楽に造詣も深い方です。

本田毅(ほんだ たけし)さんは、ギタリストです。 東京都出身の1961年12月31日生まれ、63歳です。BOØWY (ボウイ)の氷室京介さんのサポートのギタリストとしても名を馳せました。

旧メンバーとして

田中詠司(たなか えいじ)さん、1968年9月11日、56歳。大分県の出身で、ギタリストです。1996年3月から2001年4月21日までパーソンズに在籍していました。


パーソンズ ジル刺される。「Dear Friends」がTVドラマ主題歌に

冒頭に書いたように、1980年代後半から1990年代の日本の音楽シーンには、バンドブームと呼ばれる時期があった事は、多くの方が知るところだと思います。

世界的には1960年代になるとビートルズやローリングストーンズをきっかけとして、多くのバンドが出来、1970年代になると、レッド・ツェッペリン、クイーンやエアロスミス、KISSなどが、その特徴的なジャンルを確立します。

そのおよそ10年後の1980年代初頭となると、日本でのバンドブームが巻き起こります。エアロスミスやキッスといった洋楽ハードロックに強く影響を受けていったジルさん。

 バンドブームの先駆けとなる時期の1983年に、『ザ・ランナウェイズ』と言うバンドに憧れて、自ら『NOTHING PERSONAL』と言うバンドをギタリストの本田毅さんの2人で結成し、シンガーとしての道を歩み始めました。

 その後、元AUTO-MOD(当時BOØWYのギタリスト布袋寅泰さんやドラムスの高橋まことさんのいたバンド)のベーシスト、渡邉貢さんとドラマーの藤田勉さんが加わり、1984年にバンド名をPERSONZに改名します。

若い時から、シンディローパーのような髪型とメイクのジルさん、1987年になるとメジャーデビューを果たします。

その後、1989年インディーズ時代からの名曲「Dear Friends」がTVドラマ「ママハハブギ」(出演:浅野温子/織田裕二)の主題歌として起用され、ヒット曲となりお茶の間でも広く知られることになります。

そこまで書くと、順風満帆のように見えるパーソンズの活躍ですが、「Dear Friends」のヒット、そこに至るまでのすさまじい出来事は、簡単に語れるものではないでしょう。


パーソンズ ジル刺される。犯人は元・夫でミュージシャンのマリ

1985年6月16日未明午前3時45分頃(この記載は正確ではないかもしれません。記憶では初夏)場所は新宿ロフトのパーティ会場での出来事。

離婚後、間もない元・夫のアナーキー(当時は亜無亜危異と漢字表記されることが多かったような?)のギタリストのマリさん、(本名・逸見泰成 へんみやすなり)に刺され重傷を負います。

このバンド、私moonも16歳の頃(1981年)リリースされたアルバムを持っていたのですが、イカツイ・オッカナイバンドのイメージでした。

パンクロックと言うジャンルがまだ広く知られているとは言えない時代だったと思います。因みに逸見泰成氏が、『マリ』と呼ばれていたのは『辺見マリ』さんからだそうです。

アナーキーとは『無政府』状態などを指す言葉です。なんとなく何かやらかしそうなマリさんでしたが、このような事件となるとは思いもしませんでした。

偶然、新宿ロフトで一緒になった二人でしたが、その後、ジルさんが男性と談笑しているのを見て、急に沸き上がった嫉妬心で、その場にあった包丁で刺したと言う事でした。

生死をさまようようなおびただしい出血があり、ジルさんは病院に緊急搬送されますが、6月16日から7月3日まで約3週間の入院治療を余儀なくされます。

退院後も通院が20日くらい続いたと言います。入院中のジルさんの元には、バンドのメンバーや、多くの友人が駆け付けます。


パーソンズ ジル刺される。最大のヒット曲は救われた友人達への想い

かつて愛し合った男性から、ナイフで刺されると言う衝撃的な出来事に、ジルさんは身体的にはもちろん、精神的にも大きなダメージを受けた事は、言うまでもありません。

そんな中、駆け付けてきて勇気づけてくれる友人-Friends-そう、この時の心境が、『Dear Friends』になりました。

そんな重症の身体から3か月後にはステージに立つジルさんの姿がありました。後に夫となるパーソンズのベーシスト渡邉貢さんが曲をお披露目すると、

ジルさんは、歌詞を綴ります。その時の心境は「歌詞もメロディーも自然に舞い降りた感じ」と言い、心の中にしたためていた言葉が自然にあふれ出たのでしょう。

のちに、この楽曲は渡邉貢さんの盟友であるBOØWYの布袋寅泰さんを介して、やはり同BOØWYの氷室京介さんがライブで歌った事などでも話題になりました。

さて、ジルさんを刺したアナーキーの逸見泰成さんはその事件で、殺人未遂で懲役2年6月の実刑判決を受けました。

その後、2017年6月4日に57歳の若さで、亡くなっております。死因については、調べてみても噂の範囲を出ませんが、不慮の事故と言う一部の報道があった程度でした。

ジルさんは、ネットの中でも自叙伝を綴っておりますが、刺された事を『アクシデント』と言い、逸見泰成さんへのネガティブな事は書いていません。

度量の大きな方なのかと想像できます。

現在の所、パーソンズの最大のヒット曲であり、代表曲でもある『Dear Friends』ですが、背景を知ると違う感情も沸き上がりそうです。

ジルさんは1990年にパーソンズのメンバーの渡邉貢さんと再婚して、1998年、第一子となる女の子を出産しています。

38歳の時のお子さん、高齢出産でしたが、現在は旦那さんと成人した娘さんも、幸せに暮らしているようで何よりです。

いかがでしたでしょうか?今回はパーソンズと言うバンドと、女性ボーカリストのジルさんのアクシデントについてフォーカスしてみました。

 

 

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