スチャダラパーって人達が、フジテレビの『ポンキッキーズ』や『タモリのボキャブラ天国』のエンディングテーマで、名前を聴くようになった1994年(平成6年)頃は、
Mr.Childrenの「innocent world」「Tomorrow never knows」や、広瀬香美の「ロマンスの神様」、篠原涼子 with t.komuroの「恋しさと せつなさと 心強さと」などのヒット曲と共にコギャルブームの真っ只中でした。
今回は、日本のヒップホップシーンにインパクトを残しながら、広く日本のお茶の間にラップを浸透させた彼らの活動にCheck it Now!
スチャダラパーのメンバーは?専門学校で知り合った二人と弟!
先ずは、スチャダラパーのメンバーは?
★Bose(MCボーズ)さん(以下ボーズ)の本名は光嶋 誠(こうしま まこと)と言います。岡山県勝田郡勝央町出身で1969年1月15日生まれなので(2025年8月現在)56歳ですね。 MCの担当です。
★ANI(スチャダラアニ)(以下アニ)さんは 本名は松本 洋介(まつもと ようすけ)さん、1967年7月18日生まれなので、58歳ですね。 MC&イキフン(雰囲気の事)担当です。川崎市高津区の出身です。
★SHINCO(スヰンギン・シンコ)(以下シンコ)さんは 本名は松本 真介(まつもと しんすけ)さんといい、1970年6月9日生まれの55歳です。DJを担当されています。
アニさんとシンコさんは実兄弟(三人兄弟で、ANIの上にもう1人兄がいる)です。
ボーズさんは、地元の岡山から上京し、原宿駅にほど近い桑沢デザイン研究所に通っていました。その専門学校で知り合ったアニさんと、アニさんの弟で、当時、浪人中だったシンコさんと1988年に『スチャダラパー』を結成します。
『スチャダラパー』がHIPHOPを始めたのはニューヨーク出身のデ・ラ・ソウルなどのコミカルな要素のあるラッパーの影響を受けた為だと言っています。
スチャダラパーのメンバーは?ネーミングの由来は?公演名から!
この不思議な『スチャダラパー』と言う覚えやすく忘れにくいネーミングですが、
1985年〜1992年に活動したギャグユニットのラジカル・ガジベリビンバ・システムさんが1986年に公演した『スチャダラ』と言う公演名に『ラッパー』を組み合わせたものだそうです。
「スチャラカでスーダラなラッパー」という意味だそうですが、『スチャラカ』は元々、歌舞伎の効果音、お囃子の一つで、『お調子者』やおどけた調子のものを指す言葉だそうです。
そしてスーダラは、ハナ肇とクレージーキャッツの植木等さんが機嫌がいい時に発する口ぐせだっ意味不明の「スイスイスイ」や、「スンダラダッタ」というフレーズを、楽曲にした『スーダラ節』のスーダラです。
当時、ラッパーと言うと、マッチョな黒人の方のイメージが強く、まだまだ一般的ではありませんでした。
そんなラップにお笑いの要素を取り入れ、おどけたご機嫌な『オモロ・ラップ』を提唱しました。
活動を始めて間もなく、当時の人気ドラマ『太陽にほえろ』のテーマソングにラップを乗せた作品で、コンテストにて特別賞を受賞します。
そのコンサートの主催である音楽事務所よりデビューしました。
スチャダラパーのメンバーは?小沢健二との名曲!今夜はブギーバック
元々、日本発のラップでは、スチャダラパーが活動を始める少し前の1984年に、吉幾三さんがリリースした『おら東京さ行ぐだ』が、ヒットしましたが、
そのジャンルをラップだと言う事も、一般的には認識されていませんでした。
吉幾三さんは、アメリカに移住した友人から送られてきた当時アメリカで流行りだしてきたラップの音源から発送し制作したそうです。
その後、スチャダラパーは、日本のラッパーの草分け的存在である高木完(たかぎ かん)さんがプロデューサーとして加わります。
1993年にはスチャダラパーの3人が影響を受けたと言うデ・ラ・ソウルのアルバム「Buhloone Mindstate」に高木完さんとともにラッパーとして客演参加しています。
1994年になるとボーズさんが24歳の頃、フジテレビの子供番組『ポンキッキーズ』にレギュラーとして出演します。
同時に小沢健二さんとのフューチャリング(featuring)の『今夜はブギーバック』と言う楽曲が50万枚を売り上げる大ヒット曲となり、
同じフジテレビのバラエティ番組「タモリのボキャブラ天国」のエンディングテーマにも採用されました。
因みに、なかなか、みんなに浸透していないと小沢健二さんの言う『ブギーバック』は、「ブギー」は「踊る」って意味で「ブギー・バック」は「踊り返す」と言う事です。
「今夜は(踊って誘うから)踊り返して」っていうリリックですね。
スチャダラパーのメンバーは?それぞれ既婚者。現在BOSEは鎌倉へ!
2002年12月12日にスチャダラパーのアニさんは、恐らく一般人の方と結婚されています。2022年の12月12日の『X』にて、「結婚して20年経ちました。」とだけポストしてあります。
書き込みの中にも20年間知らなかった旨の書き込みがありました。奥さんは大阪の茨木のご出身のようです。
アニご夫婦はお二人でカラオケに行くこともあると、2024年5月のラジオ番組でお話されていました。
又、2015年4月12日にシンコさんの結婚パーティの様子を漫画家の井上三太さんがInstagramにて
Shincoさん結婚パーティー🎉 おめでとうございます〜♪
とアップしていました。その辺りにご結婚したのではと思われます。
そして、ボーズさんの奥さんは、エンターテイメント集団「あやまんJAPAN」のファンタジスタさくらださんです。
お二人は、2012年の3月に熱愛報道があり、2012年7月10日に入籍しました。ボーズさんが43歳、ファンタジスタさくらださんは27歳。16歳年の差カップルでした。
あやまんJAPANと言えば、『ぽいぽいぽいぽぽいぽいぽぴー』と言うデビュー曲を引っ提げて、テレビで下ネタを連発して『パリピ』なんて言葉と共に知れ渡った元気の良い3人の女性ユニットでした。
ボーズさんと、ファンタジスタさくらださんの間に、結婚の翌年の2013年6月に娘さんが生まれています。
ネットの中で紹介されていて『ゲバたん』と呼ばれて、ボーズさんのインタビュー記事や、又、ゲバたんも、小さなころからインタビューされていたりします。
そして、娘さんが生まれた事をきっかけに、2014年の末に東京の港区から、神奈川県の鎌倉に引っ越しています。
共通の友人のパン屋さんを訪れる度に、この町が良いなと思ったと言います。
ファンタジスタさくらださんは、東京ではいつも何かやっていなきゃいけない感覚にとらわれていたのが、空白の時間を楽しむ事が出来るとインタビューでお話されています。
東京じゃ、どこでも遊びに行くのが大変だし、座る事も出来ないけど、鎌倉の砂浜はいつでも、座れるって事も大事だと言います。
ゲバたんも12歳を迎え、ボーズさんと時々鎌倉の渚を散歩されているのだとか。
いかがだったでしょうか?今回は、日本のヒップホップの黎明期に大きな足跡を残し、今も同じメンバーで活動するスチャダラパーにスポットを当ててみました。
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