前に春になると聞きたくなる、聞こえてくる曲と言うのがあると書きましたが、この伊勢正三さんの『なごり雪』はまさに今の時期に聞きたくなる曲の一つだと思います。
解説するまでもない有名な曲で、イルカさんのカバーバージョンが有名ですが、個人的には、男性の心理を男性が歌う伊勢正三さんのバージョンが好きです。
他にもたくさんの曲を生み出している伊勢正三さん、年齢はお幾つになるのでしょう?又、検索に出てくるご病気など気になります。
私moonの青春時代の話などもちょっと入れつつ。
伊勢正三の現在の年齢、若い頃の伊勢正三の歌『かぐや姫』『風』の頃
伊勢 正三(いせ しょうぞう)さんは、1951年〈昭和26年〉11月13日 は、大分県津久見市のお生まれ。現在72歳ですね。
若い頃、学生時代、出身校は大分県立大分舞鶴高等学校卒業後、千葉工業大学工学部工業化学科に入学致しますが、3ヶ月ほどで中退しております。
大分県立大分舞鶴高等学校時代に音楽部(コーラス部)に入ると、そこに先輩の南こうせつさんがおりました。南こうせつさんに誘われて部活のあとにバンドを結成しています。
先に大分県立大分舞鶴高等学校を卒業した南こうせつさんは、東京ですでに『かぐや姫』を結成しており、関東に出てきた伊勢正三さんを『かぐや姫』のメンバーとして誘い入れます。
当時、大学入学間もない状態で、『かぐや姫』の新メンバーとして迎えられることになります。山田パンダさん、伊勢正三さん、そして、南こうせつさんで1975年から活動が始まりました。
伊勢正三の現在の奥さんも元シンガーソングライター、娘さんも歌手!
伊勢正三さんのご家族については、過去に2度の離婚を経験していらっしゃるようです。1970年代、そして1980年代でしょうか?
最初の奥さんは、一般女性と思われます。二人目の結婚相手は、福岡県出身のシンガーソングライターだった古谷野とも子さんと言う方です。
娘さんがおられて、『伊勢未知花(いせみちか)』さんと言う方の様です。女優さんとして歌手として活動なさっておられるようです。
伊勢正三の現在?再開を約束した盟友の死、又、伊勢正三本人の病気とは?
風(かぜ)は、かぐや姫の伊勢正三と、元・猫(1970年代にお活躍したフォークグループ)の大久保一久が1975年に結成したフォークデュオです。
「風」というデュオ名は伊勢が名付け、「空気のように留まらず、音楽的に常に進化していくことを目指す」という意味が込められていると言います。
「風」は『22才の別れ』や『海岸通』『ささやかなこの人生』『君と歩いた青春』等など沢山のヒット曲を出しましたが、1979年に活動を休止しており、その後も2000年代の初めの頃まで、伊勢正三さんと大久保一久さんがコンサートなどで歌う事はあったようです。
伊勢さん自身は「風」を解散しているつもりはなく、時間が取れるようになったら、再開させようと考えておられたようです。
しかし、そんな大久保一久さんですが2021年9月12日午前4時ごろ自宅寝室で倒れているところを、長女の美音さん(42)に発見され、すぐに病院に運ばれたが、すでに亡くなっていたと妻の美代子さん(70)が取材に応じておりました。
大久保一久さんの死因は明らかにされていないが、近年は脳梗塞を患い、入退院を繰り返す生活を送っていたところから、脳梗塞が結果的に災いしたのではないでしょうか? 71歳でした。
伊勢正三さんは、ご病気の話は、見つけられませんでしたが、ネットで取り上げられるのは、大久保一久さんの事のようです。
伊勢正三の現在!名曲「なごり雪」は、今年50年目を迎え、賞を受賞
歌手のイルカさんが、2024年3月18日のX(旧Twtter)にて
日本クラウンさんから「ロングセラー賞」なる盾を頂きました!
伊勢正三氏作品をお預かりし姫様と思い大切に歌って来た「なごり雪」❄
育てて下さったのは皆様ですね!
今年は「なごり雪50周年ツアー」
とポストしております。そもそも、この曲は伊勢正三さんが21歳の時に書き上げたと言うから、驚きです。50年間、毎年必ずと言っても過言ではなくどこかで聞くこの曲。
しかしイルカさんが歌うまでは、こんな葛藤があったと言います。
伊勢「イルカさあ、歌うかどうか悩んでいるって聞いたけど……」
イルカ「ヤダとかじゃなく、かぐや姫の歌なのに私が今さら歌うなんて申し訳ないって思うしかないんだよね」
伊勢「イルカが嫌いなら仕方がないけど」
イルカ「嫌いとかそういう意味で言っているわけじゃなくて」
伊勢「イルカが嫌いじゃないなら、僕が作った歌を歌ってくれたらうれしい」
イルカ「本当に? うれしいの?」
伊勢「うれしいよ」「誰が何を言っても気にすることない」 (Wikipediaより)
歌詞には「東京」の文言が出てくるのですが、伊勢正三さんは出身地である大分県津久見市の津久見駅をモチーフにしたとの事。
当時、18時00分に東京駅を出発して翌日の11時45分に大分駅に到着するブルートレイン。寮生活を送っていた大分の高校時代、実家から寮に戻る列車は切なく、上京してからの東京と故郷の間も切なさがあったと21歳の若い頃の伊勢正三さんの心象風景だろうと思えます。
そんなご自分の切なさと、それが分かれ行く彼女であったり、友人であったりと思う気持ちは、残されるものの寂しさであり、門出を迎える大切な人を送る気持ちが入り交ざる。
「なごり雪も降る時を知り、ふざけ過ぎた季節の後で~」と言うフレーズにかき消されてゆく。
個人的にはこの曲が無かったら、自分にとって春は随分と味気ないモノになっていたと思います。小学生の頃から節目節目に、流れてくるこの楽曲に、背中を押されたり、背中を押してあげたり。
高校3年生卒業の3月ちょうど今頃の時期、友人が東京に旅立つ列車の前。駅のホームに、友人の彼女といた。
折しも、青空の中の朝の風景だ。青空の中ハラハラと雪が降っている。東北の春の風景だ。二人で見送った後、饒舌だった彼女が急に無口になる。肩を震わせている。
掛ける声もないまま、二人改札を出る。頭の中で『なごり雪』がリフレィンする。ちゃんと終わる事。ちゃんと終わる事の大切さを教えてくれた。 そんな曲であります。
以上、伊勢正三さんのご友人の逝去、ご自身の病気は無いようです。名曲『なごり雪』とイルカさんとの関係などをお知らせしました。
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