マカロニえんぴつは10年以上前から、活動されています。この不思議なネーミングと、ボーカルのはっとりさんの声、どこか1980年代を彷彿とさせるメロディ。
今まさに旬でもありますし、『あの頃の』ではないアーティストの方達です。Z世代の方々にささる曲が沢山あるのだと思います。
新しくて、ちょっと古いそんなマカロニえんぴつの名前の由来やメンバーの詳細、ボーカルでフロントマン的な、はっとりさんを掘り下げてみます。
マカロニえんぴつ由来は?メンバーの詳細と脱退したメンバーは?
マカロニえんぴつは、2012年に神奈川県川崎市高津区にある洗足学園音楽大学に入った直後に、はっとりさんが、ロック&ポップスコースの同期の3人に声を掛けて結成されたバンドです。
メンバーを見てゆきましょう。
★はっとりさんは、1993年6月29日生れ、2025年11月現在は32歳ですね。 ギターとボーカルを担当されています。
本名は非公開と言う事ですが、あまり隠そうとしていないのか?後述で。
母の故郷である鹿児島県で生まれ、山梨県中央市で育ちます。血液型A型です。
★高野 賢也(たかの けんや)さんは、1993年7月16日生れ。はっとりさんと同じ現在32歳。 ベース担当です。チョコミント色のベースに「チョミ子」と言う名前を付けています。
新潟市の出身で、お父さんは新潟市内でクラフトビールのブルワリー「沼垂(ぬったり)ビール」を経営していると言う事です。はっとりさんからは『リーダー』と呼ばれています。
★田辺 由明(たなべ よしあき)さん、1989年5月30日生れ、他のメンバーより4歳年上の現在36歳。 ギターの担当です。
サウナ好きが高じて熱波師資格を取るほどのサウナ好きだそうです。
★長谷川 大喜(はせがわ だいき)、1993年11月19日生れ同じく現在32歳です。 キーボード
新潟県出身です。
他の方は洗足学園音楽大学のロック&ポップスコース出身ですが、長谷川さんは電子オルガンコースの出身です。高校時代エレクトーンで新潟県1位になった経験をお持ちです。
幼少期はキティちゃん好きでキティちゃんの人形がエレクトーンを始めるきっかけになったのだとか。料理が趣味と言う事です。
元メンバーとなってしまいましたが、
★サティさんは本名を佐藤 雅祥(さとうまさよし)さんと言い、以前はドラムスの担当でした。
サティさんは小田原の高校で、現在、立憲民主党の小田原市議会議員の小谷英次郎さんが高校教師時代だった頃の教え子だそうです。
先生のバンドでドラムスやカフォンの演奏をしてくれたそうです。
1stアルバム『CHOSYOKU』制作時に、2017年9月24日脱退してしまいました。
脱退理由は「自身の音楽や人生の可能性を探りたい」という理由でした。
2017年のバンド活動で5年やってきたことを生かしたいと、ソロアーティストとして活動を続けるため、バンドを離れることを決断しました。
マカロニえんぴつ由来は?音楽大学の最寄り駅などで路上ライブも!
マカロニえんぴつの皆さんは同じ音楽学校ですから、結成のメンバーはすぐに集まったのではないでしょうか?
さっそく、4人で活動を開始します。この時はまだキーボディストの長谷川大喜さんは、いませんでした。
同じ大学内の先輩がキーボードを担当して、2012年6月16日の大学内でのライブを行い、この日を結成日としています。
この日以来、学校の最寄り駅である武蔵溝ノ口駅周辺での路上ライブや、横浜、東京のライブハウスで腕を磨きます。
およそ、一年後の2013年の春になると、キーボード担当の長谷川大喜さんが加入して、パワーアップします。
2015年になると、インディーズでミニアルバムを発表し、現在も続いているマカロニえんぴつのライブ『マカロックツアー』が始まります。
軌道に乗り始めた2017年4月にサティさんから脱退の意向を聞かされたメンバーは、バンドの今後を考え、前向きに歩みを進めます。
ツアーやアルバム制作が一段落した2017年9月24日サティさんが脱退します。今はマカロニえんぴつは、ドラムスにサポートメンバーを加えて、活動しています。
マカロニえんぴつ由来は?ユニコーンの『服部』は、『はっとり』?
マカロニえんぴつのはっとりさんは、ユニコーンの奥田民生さんの影響を強く受けています。はっとりさんの本名は、なんと河野瑠之介(こうのりゅうのすけ)さんと言います。
『はっとり』を名乗るのはユニコーンの1989年発売のアルバム『服部』の影響からです。バンド設立前からはっとりを名乗っていたそうで、
初めて大学でメンバーに会った際も「はっとり」と自己紹介をしていたため、最初はメンバーも本名だと思っていました。
それはそうですよね。それほどいない名前ではないし、本人がそう自己紹介していれば、疑う余地もないでしょう。
本名は、現在はウィキペディアでも非公開となっていますが、それ程、本気で隠していないのか?
以前までは、ウィキペディアに載っていましたし、2024年5月11日の放送の日本テレビ「with MUSIC」にはっとりさんが、出演した際の松下洸平さんと有働由美子さんとのやり取りでは、
MCを務める俳優でシンガー・ソングライターの松下洸平が「はっとりさんのお名前も、奥田さんが作った『服部』という曲から付けられた」と、ユニコーンのアルバム「服部」から芸名を付けたことを紹介すると、有働は「ウソでしょ?」とビックリ。スタジオが笑いに包まれる中、有働に「そんなことある?本当は田中さんとか山田さんっていう本名があるの?」と聞かれたはっとりは「僕は河野っていう名字で」と明かした。
出典:スポニチアネックス 2024年5月11日 付け
なんでも、はっとりさんはユニコーンが解散した年の1993年生まれで、中学生の時にユニコーンの特集をやっていた音楽番組を見て衝撃受けたのだとか。
その番組は、スキマスイッチが、以前ユニコーンのコピーをやっていて、影響を受けたユニコーンを紹介していたのだそうです。
その時「ペケペケ」「Maybe Blue」「ブルース」「大迷惑」「開店休業」のミュージックビデオが流れて、
曲調がまるで違い、バンドの色よりも自由さを感じ、全く違うバンドが演奏しているように思え、感動したのだそうです。
芸名の他にも、はっとりさんの奥田『愛』はとどまらず、センター分けの髪型も80年代の奥田民生さんを意識したものだと言います。
芸名の由来の事を知った奥田民生さんは、はっとりさんとの対談の中で
うれしくなくはないよ。迷惑ってこともないし。ものすごくうれしいかと言われると、ちょっとわからないけど(笑)
出典:音楽ナタリー 2020年4月3日付
そんな風に答えていた奥田民生さんらしく、恐らく、かなり照れていたのではないかと。
マカロニえんぴつ由来は?バンド名は哲学的で謙虚!父との約束とは
名前の由来については、『マカロニえんぴつ』と言う名前についてもかなり不思議な感じはしますが、
インターネットから端を発して『ドーナツを穴だけ残して食べる方法』 (日経ビジネス人文庫)と書籍にまでなったなんとも哲学的なお話があるのですが、
マカロニが空洞で中身が何もないモノ、一方、えんぴつは白紙に線をひく事が出来る事モノ、作り出すものの象徴としてのえんぴつ。
何もないものが、何かを作り出すと言うメッセージを込めています。
一見、縁もゆかりもないように見える、奇をてらったようにも思えるマカロニとえんぴつは、マカロニのような空っぽな存在が、何かを作り出すという哲学あったのですね。
又、皆さんの謙虚な姿勢も感じられます。
そんなマカロニえんぴつのはっとりさんのお父さんもミュージシャンです。現在(2025年)62歳くらいの方で、ヘビーメタル系のロックバンドのボーカリストでした。
現在は解りませんが、プロであったようです。奥田民生さんのテレビ番組を見たはっとりさんは、その日のうちに父に「ギター買ってほしい!」とお願いしたそうです。
音大に行きたかったけど、行けなかったお父さんは、快諾し、はっとりさんもギターを買ってもらいました。
はっとりさんが、音大に進むと決めた時にも、お父さんは高い学費の心配はしなくてもいいが「大学に行くんだったら、絶対プロになれよ」と言い、はっとりさんはそれが覚悟になり、父親との約束は絶対守りたいと思ったと述べています。
はっとりさんは、後にユニコーンが再結成した時は大喜びしたそうです。奥田民生さんは、はっとりさんのお父さんの2歳年下にあたる方、年代を越えて通じるものがあったのでしょう。
その他にも、ミスターチルドレンの桜井和寿さんや、あいみょん等とも音楽仲間として交流があるそうです。
2021年には第64回日本レコード大賞』新人賞を受賞。2022年には第64回日本レコード大賞』優秀作品賞を受賞するなど、
2024年3月15日に日本公開されたハリウッド映画「FLY!/フライ!」の日本版主題歌として、マカロニえんぴつが書き下ろしの主題歌は、さわやかなロックナンバー「月へ行こう」が採用されたりと幅広く多くの世代に知られてゆきます。
マカロニえんぴつのメンバー全員が作詞作曲が出来るといいます。ちょっと懐かしい、でも新しいそんなバンドですね。まだまだ活動の幅が広がりそうです。
いかがだったでしょうか?マカロニえんぴつのメンバーとはっとりさんのお話を調べてみました。

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